バイクの憧れ

　僕が小学生低学年くらいだった頃だったかな？近所でよくバイクに乗っている人がいて、何かかっこよかったなぁ〜と思いましたね。当時男は多少「悪(ワル)」の方がかっこいいというイメージがありそれからバイクが好きになりました(安易)。確かその時はゼファーやXJが好きでした。それから１回だけバイクに乗せてもらったことがあったんだけど、あの時はホントに気持ち良く、これだ！！と体で感じました。それから５年後くらいにハーレーが最も注目を浴びたターミネーター２が公開された。あの時の興奮は今でも覚えていますね。あの映画でシュワちゃんが乗っていたファットボーイが好きになりましたね。ただ単純にアメリカン、一番ハーレーらしくてかっこよくて、シュワちゃんも最高！！ハーレーよりかはファットボーイが好きという感じでした。その日からいつか絶対このバイクに乗ることを子供心に誓いました(笑)。

初めてのバイク

　車の免許を取って２ヵ月後すぐにバイクの免許を取りに行った。今は教習所で「大型自動二輪車」の免許を取得出来るが、昔は１発試験だったらしい。僕が通っていた教習所は「大型自動二輪車」がなく、仕方なく中型自動2輪、いわゆる「中免」を取った。次にバイクは何を買おうかと考え、バイク屋に足を運び、見たり聞いたりするのは非常に楽しかった。多分迷っているときは一番の楽しみとも言えるだろう。ネイキッド、オフロード、スポーツ、アメリカン「う〜ん？何がいいかなぁ〜」でも僕が乗りたかったは「T2」の影響もありアメリカンと決まっていた。どちらかと言えばスピードよりものんびりが合っているので。それにファッションもいかにも「皮」と言うのが好きだからね。即アメリカンに決定！！

　しかしアメリカンはいいが、どこのメーカーにしようと迷った。どうしても欲しいハーレーは大型なので無理だし、国産になるとSUZUKIのイントルーダー、HONDAのシャドウ・スティード、カワサキのヴァルカン…結果自分のポジション、サービス等を考え400ccの中ではかなり大きく、僕の理想と一番近くシンプルなYAMAHAのドラッグスタークラッシックを購入した。納車の日は本当に感激であった。何せ自分の計画で、自分の金で買った始めての大きい買い物だからね。バイクの点検を行い、説明を一通り聞いてから出発。しかし問題はこの後…バイク屋が国道６号線沿いのため、練習する暇もない。実はバイクの免許を取ってから半年間全く乗っていなかったため、かなり怖かった！！車が来ないのを確認してから一気にスロットルを回す。「ぼぼぼぼぼぉぉぉおお」と周囲に音がなり響き、僕はほんの少し風になった(←昔のドラマみたい(笑))。しかし走行中はいいが止まった状態からの発進で早くもエンスト(だせぇ！！)。こうして僕と始めてのバイク：ドラスタ400のつきあいは始まった。

　ドラスタ400に乗り始め半年以上経ち箱根に旅行に行った。まだ遠出の旅行はしたことがなかったのでかなり不安はあった。初めての道、交通状況、全くと言っていいほどど素人だったからだ。しかも箱根は山道が多いためかなりの不安はあった。２月という寒い中朝の４時に起き30分に出発。今でこそ箱根は日帰り旅行で十分楽しめるし道もよく分かるようになったが、当時は全く分からなかったため、道に迷いながら、人に聞きならが運転したのを覚えている。それからというもの旅行がかなり好きになった。いや〜箱根の旅は楽しかったなぁ〜！！

最悪な年

　今年は厄年だ…車に２回ほど跳ねられた。１回目はタクシーで２回目は車に…悪運が強いのかタクシーは体がボンネットに乗ったので無傷で、2回目の車も自転車が先に倒れたので助かった。またいつも通っている道なのにバイクでこけたり…といったことが続いた。「西新井神社」で厄払いをした。これ以上変な事が起きませんように(*-人-)合掌

　しかし本当の厄は次の年の後厄にあったのだ…今日は金曜日で彼女の家に泊まりに行ったときである。本当は帰りたかったんだけど泊まることになった(←妙な胸騒ぎはあった)。次の日バイクでどこかに行こうかなぁ〜って思って家の窓を開けたら…「俺の…俺のバイクがねぇぇぇぇええええぃぃーーー！！」あの時はかなり落ち込んでどこにもぶつけられない怒りでいっぱいだったなぁ〜。２週間は怒りで狂ってましたね。でも家にいてバイクを守ろうとしたら殺されていたかもしれない。考えようによっちゃ良かったのかも(そう思わないとやってられない)。今回の件は本当に勉強になった。この教訓があるから今のバイク(FLSTF)にはメインキー・ハンドル・ディスクロック・イモビライザー・カバーそして車庫を取り付けた。盗難保険もあたりまえ。正直警察は調書を取るだけで具体的には何もしない。悪戯されたり、盗まれたりさせないためにも自分のバイクは自分で守りましょう。早い話盗む人間がこの世の中からいなくなればいいのに(そう思いません？)。

大型自動2輪免許を取るぜ！！

　バイクが盗まれて１ヶ月、腐っていく一方だったので何とか前向きに考え行動を起こした。その時「なら大型自動二輪免許を取ってやるぅぅう！！」と思い早速教習所に行き、３週間ちょっとでゲット！！次に乗るなら、しかも大型ならやっぱりハーレーでしょう。とは言うものの実際の値段、ハーレーについて全く無知な僕だったのですぐハーレー松戸店へ直行！！自分の目当てのバイクを探し値段を見るとまぁビックリ！！車両価格で2,165,000円である。「どッシェーー」って感じであった。これに乗り出し価格をかけたら…う〜ん。考えるのはやめよう。今回はちょうど乗りたかった車種(ファットボーイ)がなかったので試乗は出来なかったが、スタッフの細かな接客態度はうれしい限りである。真剣に話を聞いてアドバイスをして下さるので安心感があった。前回ドラスタを購入した某ショップでは車種の話、保険関連話に時間は費やさなかったので、今回はかなり色々なことが分かった。正直高いバイクなので金持ちしか相手にしないと思っていたが、大きな勘違いでした(スイマソン)。一人一人に納得できるまで説明をする姿は、ハーレーの良さを分かってもらおうという考えがあるのでしょう。スタッフ全員かっこよかったです。

　2週間後連絡があり、「ファットボーイの試乗が出来ます！！」と聞いてすぐに松戸へダッシュ！！15分〜20分くらいだが、この試乗はかなりの意味があった。やっぱり買いたくても高くて手が出ない、買ったとしても維持費、盗難等の心配もあるのが現状である。しかし試乗をしたらそんな迷いも吹き飛び即効で仮購入してしまった。乗った瞬間に「あ〜これはこの値段はするわ〜」と思ったね。この時俺はバイク人なんだなぁ〜と感じました。また今回僕の営業を担当してくださったのが「芹澤さん」という人なんだが、この人は親身に話しをしてくれるので心強かった。営業なら買ってもらいたいと言う気持ちがあるので無理にでも勧めてくるが、意見・考えをストレートに伝え、僕の経済状況に見合わせたプランを考えてくださったのが本当に感謝しています。

FLSTF(ファットボーイ)

　いつの日かハーレーに乗りたいという夢はついに実現した。2002年７月21日に納車、一通りの説明を聞いて愛車にまたがる僕。慣れない皮ジャン、皮パン、ブーツを履いての登場。一応イメージとしてはターミネーターのシュワちゃん？？？なんだけどまだまだ乗りなれないとね、、、これからローン地獄も始まるが、それ以上に楽しいことが待っているのは間違いないだろう。ツーリング・カスタム今から考えると眠れそうにないですね(笑)。